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キヤノンITS、メールフィルタソフト「GUARDIANWALL」の仮想アプライアンス版

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は9日、メールフィルタリング/アーカイブソフト「GUARDIANWALL」において、VMware環境に対応した「GUARDIANWALL 仮想アプライアンス版」を、同日より販売開始すると発表した。

 「GUARDIANWALL」は、メールに含まれるキーワードや添付ファイルの種類などと、送受信先の配送条件を組み合わせることによって、情報漏えいを防止するソフト。メール誤送信対策として、一時保留機能や添付ファイルの自動暗号化機能を搭載するほか、メールの利用状況を監査・確認するためのメールアーカイブおよび全文検索機能も備えている。

 従来は、Linux環境で動作するソフトウェアとして提供されていたが、今回、VMware ESXi 5.1上で動作する仮想アプライアンス版が新たにラインアップされた。全文検索機能を除く各機能を利用でき、動作に必要なゲストOSやミドルウェアがパッケージされた上で最適化も行われているため、稼働開始までに必要な期間が大幅に短縮されるという。また、ゲストOSやミドルウェアも含めたサポートをキヤノンITSから提供するので、運用の負荷・コストも削減できる。

 なお提供にあたっては、日本IBMからの技術協力と、同社の仮想環境(IBM PureSystems)における動作検証を受けているとのこと。

 価格例は、50ユーザーの場合、新規価格が118万5000円(税別)、更新価格が15万5000円(税別)。1000ユーザーでは、新規価格が232万3000円(税別)、更新価格が30万3000円(税別)となっている。

石井 一志