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ハイパーギア、Webシステム向け情報漏えい対策ソフトのIE11対応版

 株式会社ハイパーギアは12日、企業向けWebシステムの情報漏えい対策ソフト「HGSEALED(エイチジーシールド) for Web」において、「Internet Explorer Ver.11対応版 Ver.3.1」を同日より販売開始すると発表した。

 「HGSEALED for Web」は、Webページ内のテキストや画像などのコンテンツを外部流出しないよう、クライアントの操作機能を制御するソフト。サーバーシステムを導入しなくとも既存のWebシステムに設定するだけで、印刷やコピー、右クリックメニューの表示、ソースの表示などを禁止できるほか、画面キャプチャの制御も行える。またキャッシュ削除機能も備えているので、Webページ内のコンテンツを完全に閲覧のみの状態にできるという。

 これを経営・人事・技術・ノウハウなどを管理・共有するWebシステムに導入すれば、高度な企業内機密情報の不正利用、外部漏えい対策を行えるとのこと。さらにクライアントライセンスが不要なため、大規模導入でのコストメリットが高いとしている。

 今回の新版では、Internet Explorer(IE) 6~10に加えて、Windows 7のIE 11に対応した。言語環境は日本語、英語、中国語(簡体字/繁体字)をサポートする。対応OSは、Windows XP/Vista7で、Windows XPと英語版、中国語版は32ビット版のみに対応している。

 価格は、印刷のみ許可指定を行えるStandard版が200万円(税別)、全制御権限の許可/不許可指定が可能なEnterprise版が300万円(税別)で、保護対象のURL1つにつき、1ライセンスが必要。また初年度より、製品価格の20%(税別)の年間保守料も必要になる。

石井 一志