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東芝Sol、取り扱い可能な帳票種類を拡大した「卓上型OCR」

官公庁・自治体、保険、流通業などのデータ入力業務に

OCR2000iモデル 2700

 東芝ソリューション株式会社(以下、東芝Sol)は11日、卓上型OCRの新版「OCR2000iモデル 2700」を発売した。官公庁・自治体、保険、流通業、医療などのデータ入力業務向けに販売する。

 これらの業界におけるデータ入力業務では、サイズ、紙厚、紙質、色がさまざまに異なる帳票が扱われ、これらをより高速・安定に読み取ることが求められているという。

 「OCR2000iモデル 2700」は、新開発の卓上型OCRスキャナ「S2700」と、高精度文字認識機能や帳票識別機能などを備えた「OCRソフトウェア」で構成され、帳票取込機能の強化により、さまざまな紙の帳票に対応すると同時に、カラー帳票読み取りで毎分120枚の読み取り速度を実現した。

 具体的な特徴として、読み取り可能な帳票のサイズ、紙厚、紙質を拡大。利札やシーリングはがきの読み取り、税申告書などの各種複写帳票の読み取りが可能となった。帳票排出時のブレーキ機構も搭載し、サイズの異なる帳票の混在読み取り時も排出後の紙ぞろえの負担を軽減するという。

 カラー読み取りの場合は従来機(S2500)の2倍の速さに。カラー帳票や両面帳票(日付印が押された納付書や各種申込書、チェーンストア統一伝票、臨床検査依頼書など)のデータ入力・ファイリング業務を効率化する。

 最小構成価格は、スキャナとソフトのセット(片面)が255万円(税別)から、スキャナのみが185万円(同)から。両面読み取りなどはオプション提供となる。

川島 弘之