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NTT Comの「Cloudn」、米国データセンターでの提供機能を強化

 NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)とグループ会社である米Verioは5日、豊富なAPIを利用できるパブリッククラウドサービス「Bizホスティング Cloudn」において、米国データセンターから提供するサービスを強化すると発表した。シンプルかつ安価な仮想サーバーサービス「Compute(FLATタイプ)」や、サーバーへの負荷に応じて自動かつリアルタイムに仮想サーバーが増減する各種機能(Load Balancing Advanced:LBA、Monitoring、Auto Scaling)が、3月6日から利用可能になる。

 Compute(FLATタイプ)は、グローバルIPアドレスが割り振られた、インターネットと直接通信できる仮想サーバーサービス。LBA、Monitoring、Auto Scalingと組み合わせることで、負荷などの設定ポリシーに応じて自動的に仮想サーバーが増減し、増減した仮想サーバーを負荷分散させる拡張性の高いシステム構築が可能になる。これにより、突発的なアクセスへの対応が求められるWebサイトやコンテンツ配信サービスなどのサービス基盤を、常に最適なリソースで、効率的に行えるという。

 これらの機能は、2013年3月から東日本データセンターで提供されてきたが、今回米国での利用が可能になることで、米国市場に対する拡張性の高いECサイトの開設や、日米間の分散・冗長による高信頼サービスを実現できるようになるとしている。

石井 一志