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ライトオンの会員カードが4月に刷新、店舗とWebでポイント共通化

富士通FIPのSaaS型ポイントサービス採用

 株式会社ライトオンは、富士通エフ・アイ・ピー株式会社(富士通FIP)のSaaS型ポイントサービス「ValueFront ポイントサービス」を採用し、4月1日より「Right-on新メンバーズカード」を提供する。

 ValueFront ポイントサービスは、メンバーズカード会員データの収集・管理・分析・アプローチの機能をSaaSで提供するもの。ライトオンは店舗とオンラインサービスを融合し、顧客情報の一元管理を図るとともに、顧客への付加価値向上や効率的な販売促進を目指す。

 ライトオンでは従来、店舗でのカード、オンラインショップ、メルマガの会員情報を個別に管理しており、店舗とオンラインショップのポイントサービスには互換性がなかった。また、店舗とオンラインショップの購買履歴を比較することもできず、顧客分析・購買分析・キャンペーン効果測定も行えなかった。そのため、顧客の利便性向上と効果的な販売促進が課題になっていたという。

 「Right-on新メンバーズカード」では、店舗とオンラインショップの会員制度を統合。ポイントサービスの共通化が可能になるほか、ケータイ・スマホに対応したバーコード型ポイントサービスとし、これまでのスタンプカードを廃止。顧客のカード管理を不要とした。また、ケータイ・スマホ・PCから会員ごとの専用サイトにアクセスすることで、いつでもポイントの残高や利用履歴などが確認できるようにする。

 ライトオン側では、ポイントサービス分析機能と連携させ、会員属性と利用状況に合わせた効果的なセールやキャンペーン情報を提供できるようになるほか、富士通マーケティングが提供する専門店向けPOS「TeamStore/S」とのリアルタイム接続により、ポイント情報の即時反映を実現している。

 今後は「Valuefrontポイントサービス」の機能を活用し、SNSを活用したサービスなども提供することで、会員獲得策をさらに強化。新たな付加価値の提供で、ブランドロイヤルティの向上を目指すという。

川島 弘之