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オーシャンブリッジ、ファイルサーバーをWebポータル化する文書共有製品

 株式会社オーシャンブリッジは27日、企業向けの文書共有ソリューション「Brava for FileServer」「Blazon for FileServer」を発表した。同日より販売を開始している。

 「Brava for FileServer」「Blazon for FileServer」は、企業内のファイルサーバーに保存されている各種文書・図面・画像ファイルを、Webブラウザ上でセキュアに表示できる文書共有ソリューション。ファイルサーバーのフォルダ構造とファイルをそのままポータルとして公開することにより、専用アプリケーションなしでの手軽なファイル公開と閲覧を実現した。

 このポータル用のテンプレートも搭載しているため、ユーザーがわざわざポータル画面を構築する必要はなく、公開・共有したいフォルダを指定するだけで自動的にWebポータルが生成され、公開されるという。対応ファイルは、Office文書、PDF、TIFFなどの画像、CAD図面など多岐にわたっており、クライアント側に専用アプリケーションがなくてもWebブラウザのみで表示できる

 なお両製品の違いは、ファイル変換の仕方にある。「Brava for FileServer」では、ポータル上のファイル名を初めてクリックした時に、ファイルを表示専用データに変換する「オンデマンド変換」方式を採用。あらかじめ変換を行わないため、キャッシュ領域を少なく抑えられる点が特徴になる。

 表示は、Internet Explorer、Firefox、Chrome、Safari(iPad)の4種のWebブラウザを判別し、ActiveXビューア・HTMLビューアを自動的に選択・表示する。iPadにも対応しているので、外出先や出張先からも手軽に最新の情報を閲覧・取得できる点がメリットだ。

 一方の「Blazon for FileServer」では、Webポータルを構築する際に、指定フォルダ内のファイルをすべて事前変換する方式を採用した。このため、ポータル上でファイル名をクリックした際、非常に高速に表示できる点がメリットとのこと。

 利用可能なブラウザはInternet Explorerで、ActiveXにて表示する。オーシャンブリッジによれば、主に社内ポータルで利用する場合は、シンプルな仕組みの「Blazon for FileServer」が適しているとのこと。

石井 一志