ニュース

日立ソリューションズ、レポート機能や使い勝手を強化したファイルサーバー効率化ソリューション新版

 株式会社日立ソリューションズは8日、ファイルサーバー利用を効率化する「MEANS ファイルサーバスリム化ソリューション」の新版、「同 Version5」を6月1日より提供開始すると発表した。

 「MEANS ファイルサーバスリム化ソリューション」は、管理者が決めたファイル管理のルールに従い、ファイルサーバー内の不要なファイルの候補を属性情報から抽出して、ユーザーに定期的に削除を促すソリューション。新版では、ユーザーや管理者が変わっても、同じルールで運用を継続できるシステムを提供するという。

 具体的には、まず、レポート作成の簡易化と自動分析機能の追加を行った。更新日やサイズ、保管期限などのファイル属性から7つの分析指標を標準で設定し、ファイルの使用状況を視覚化するレポートを2クリックで表示できる。管理者は、このレポートを定期的に出力してファイルサーバーの使用状況の推移をユーザーに示すことで、不要ファイルの削除をいっそう促せるという。

 さらに、レポートのグラフをクリックすると表示される、該当ファイルの一覧においては、複数の属性による絞り込み機能を追加したほか、削除指定ファイルの「ゴミ箱アイコン」を表示するなど、操作性と画面デザインを改良した。

 加えてログイン時には、ユーザーの権限に応じ、ファイルサーバーのスリム化に向けた運用ステップやステップごとの操作手順、操作上のポイント、留意点などを表示するガイド機能や、管理者向けには、ファイルサーバーのスリム化に向けた改善点をコメントでアドバイスする機能が新たに追加されている。

 このほか、日立のストレージ「Hitachi Virtual File Platform(VFP)」との連携オプションを新たに提供する。このオプションを利用すると、VFPのファイル操作履歴をもとに、アクセス履歴のあるファイルだけを情報収集するので、処理時間を大幅に短縮できるとのこと。

 「MEANS ファイルサーバスリム化ソリューション」の価格は、200万ファイルまでの場合で115万5000円から。また、VFPとの連携オプションは52万5000円となっている。

(石井 一志)