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デル、MDMアプライアンス「KACE K3000」を発売
スマートデバイスとPC、会社支給と私物端末に両対応
2013年4月16日 13:59
デル株式会社は16日、モバイル管理アプライアンス「KACE K3000」を発売した。BUODを含め、企業内で管理が必要なデバイスの数と種類が増大することによるインフラの複雑化といった課題を解決する。
KACEシリーズは、システム管理アプライアンス「K1000」、導入アプライアンス「K2000」をそろえるアプライアンスベースの資産管理製品。今回のK3000は、シリーズ新製品で、iOS/Android端末を管理するMDMアプライアンスとなる。
インベントリ管理やアラートなどが可能な「端末管理」、アプリの配布と管理などが可能な「アプリケーション管理」、プロファイルの作成・管理などが可能な「プロファイル管理」、ユーザーごとに提供される「ユーザーポータル」、端末セキュリティのセットアップや端末の遠隔ロック・消去などが可能な「セキュリティ」の機能を備える。遠隔消去に関しては全データ消去のほか、「Enterprise Wipe」機能として、K3000から配信されたポリシーやアプリケーションのみを消去する機能にも対応する。
対応端末はiOS 4/5/6、Android 2.2以上。シングルステップの安全なセットアップにより、ユーザーはすばやく端末を登録。デバイスに対してOTAによってK3000エージェントを配布することも可能。
また、K1000との製品連携が可能となっており、幅広いOSに対応するのがK1000/K3000の強み。iOS、Android以外に、Windows、Mac OS X、Red Hat Linux、SUSE Linux、Ubuntsにも対応。Windowsでは、Windows 8(タブレット含む)、Windows Server 2012にもいち早く対応している。
デル KACEブランドマネージメント シニアブランドマネジャーの守川啓氏は、K3000の強みとして、上記のマルチデバイス・マルチOS対応のほか、会社支給端末と私物端末の双方に対応する点、導入・管理が容易なアプライアンスである点、グローバルサポートなどを挙げている。
K3000の価格例は、ライセンス(100ノード~)が36万5000円(税別)、メンテナンス&サポート(3年~)が19万6000円(同)、JumpStartトレーニングが13万2000円(同)。