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サイボウズ、SAP ERPとkintoneを連携させたソリューションを提供

受注伝票画面(kintone) この画面からSAPにデータ登録できる

 サイボウズ株式会社は11日、株式会社日本インフォビューテクノロジスと共同で、SAP ERP製品を拡張する「kintone×SAP連携ソリューション」を提供すると発表した。サイボウズの提供する業務アプリ構築クラウド「kintone」をプラットフォームとして利用し、SAP ERPの活用支援を行うもので、同日より提供を開始する。

 「kintone×SAP連携ソリューション」は、SAP ERPのデータをクラウド環境であるkintone上で閲覧できるようにするソリューション。閲覧だけでなく、入力の支援にも対応しており、SAP ERPで処理する業務データを登録するためのインターフェイスをkintoneで作成し、SAP ERPへのデータの登録・修正を容易に行えるようにすることも可能だ。

 例えば、通常の登録画面では、何度もクリックやスクロールが必要なフォームを、登録しやすいように入力個所を1カ所にまとめたフォームに作り替えたり、必要項目に絞ったレイアウトにしたり、といった改善を加えることで、登録者の負担を軽減する。

 また、kintoneはモバイルビューを実装しているため、スマートデバイスからの登録に対応可能となる点もメリットとのこと。

 なお、データ連携はkintoneのAPIを介して行うので、通常は必要となる、SAP ERPのオプション開発費用を抑えられるとした。

(石井 一志)