ブランコ、仮想マシン・仮想ディスクのデータを完全消去するソフト
株式会社ブランコ・ジャパンは28日、仮想マシン・仮想ディスクのデータを完全消去するソフトウェア2製品「Blancco LUN」「Blancco File Server Edition」を発表した。12月10日より国内販売を開始する。
クラウド環境で多く利用されている仮想マシンや仮想ディスクは、利用終了後に管理ツールから「削除」することはできるが、それだけではデータを確実に消去したことにはならない。管理ツールやファイルシステム上からは消去されたように見えるが、データ自体はディスク上に残存しており、容易に復元することが可能という。
今回の製品は、仮想マシンや仮想ディスクに対して、PCとサーバーと同様にデータの上書きによる確実なデータ消去を実行できる。
Blancco LUNは、クラウド・仮想化環境に存在する仮想ディスクのデータを完全に消去する。その際、ストレージ構成を再設定することなく、複数のユニットを同時並列で消去可能。13の消去方法に対応し、詳細な消去情報を含んだレポートを自動生成する。
サポート環境は、Windows Server 2003/2008(32/64ビット)、Windows XP/Vista/7(32/64ビット)、Solaris 10 x86/Solaris 10 SPARC/Solaris 11 x86/Solaris 11 SPARC、HP-UX 11.31 PA-RISC/HP-UX 11.31 IA64、AIX 6.1/7、Red Hat Enterprise Linux Server 6、SUSE Linux Enterprise Server 11、その他のUNIX OS。
一方のBlancco File Server Editionは、IaaSなどの仮想マシンのデータを完全消去する。ハイパーバイザーで管理されたクラウド基盤上のファイルシステムに存在する仮想マシンを構成するファイルフォルダを消去。仮想マシン単位の消去が可能。13の消去方法に対応し、詳細な消去情報を含んだレポートを自動生成する。
サポート環境は、VMware ESXi、Hyper-V。