NECフィールディング、カスペルスキー製品を利用したウイルス対策のMSP型サービス


 NECフィールディング株式会社は21日、クライアントPCのセキュリティ管理とIT資産管理を支援するサービス「iQQsam」のラインアップに、ウイルス対策をMSP(マネージド・セキュリティ・プロバイダ)型で提供する「iQQsam powered by Kaspersky」を追加し、同日より提供開始すると発表した。

 「iQQsam powered by Kaspersky」は、クライアントPCが300台程度までの中堅・中小企業を主な対象としたセキュリティサービス。カスペルスキーの企業向けウイルス対策製品「Kaspersky Endpoint Security for Windows」と、その管理ツール「Kaspersky Security Center」を用いて、クライアントPC向けのウイルス対策機能を提供する。また、ウイルス検知時の通報機能や、クライアントPCの定義ファイル適用情報を定期的に報告するレポートも提供するという。

 またこのサービスは、NECフィールディングのデータセンターからインターネット経由で機能を提供するMSP型のため、管理サーバーをユーザー自身が持つ必要はなく、ウイルス対策サービスの導入コストを抑えられる点もメリット。さらに、初期導入時のサポート、導入後のサービス利用時のヘルプデスク、ウイルス対策機能に関する設定変更作業など、運用に関する各種支援をNECフィールディングが行うため、IT管理者の負担と運用管理にかかるコストを削減できるとした。

 価格は、1クライアントあたり月額500円(税別)から。NECフィールディングでは、今後3年間に3億円の売り上げを見込んでいる。

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