マクニカネットワークス、Hadoop連携に対応したデータ分析プラットフォーム新版
マクニカネットワークス株式会社は15日、国内一次代理店として販売している米Splunkのデータ分析プラットフォーム「Splunk Enterprise」について、新版の「Splunk Enterprise 5」を出荷開始したと発表した。
Splunk Enterpriseは、ネットワーク機器、サーバー、アプリケーションなど、ITインフラの各機器から出力されるデータをリアルタイムに収集・蓄積して検索・分析できるソフトウェア。テキスト化されたデータであれば、ログフォーマットなどのデータ形式の違いを意識することなく取り込むことができる。
また、取り込んだデータに対して自動的にインデックスデータが生成され、元データとともに一元化されたデータとして保存される仕組みになっており、Web GUIからその一元化されたデータへアクセスすることによって、必要な情報を高速に検索し、さまざまな分析を行えるという。
新版では、Hadoopとの連携機能を提供する「Splunk Hadoop Connect」が提供され、Splunk Enterprise 5とHadoopの双方向のデータ移動が可能となった。具体的には、HDFS(Hadoop分散ファイルシステム)へのイベント転送と、HDFSのデータをSplunk Enterprise 5に取り込むことができる。また、Hadoopインフラ環境の監視やトラブルシューティングを行える無償アプリケーション「Splunk App for HadoopOps」が提供されるため、Hadoopインフラを含めたシステム全体を可視化できるとのこと。
さらに、Splunkインデックスサーバーで、ほかのインデックスサーバーのデータを複製可能になったので、複数台のサーバーをスケールアウトさせた環境でも、データロスのない高い可用性を実現。加えて、レポートを定期的にサマリーデータとして自動的に蓄積する仕組みにより、レポートの対象期間が長期間であっても高速なレポート表示が可能になっている。