リコージャパンとEMCジャパン、ストレージ分野で戦略的パートナー契約
リコージャパン株式会社とEMCジャパン株式会社は14日、中堅中小企業向けストレージソリューションの提供に関する戦略的パートナーシップを締結したと発表した。
リコージャパンは、EMCジャパンのパートナー販売支援プログラム「Velocity ソリューション・プロバイダ・プログラム」の「アフィリエイト・エリート」契約を締結。これによりリコージャパンは、EMCの各種ストレージの技術や知識をより早く入手できるため、ストレージソリューションをよりスムーズかつ確実に提供できるようになるという。
この提携によりリコージャパンは、中堅中小企業および大企業の部門・拠点向けに仮想環境やDR対策のためのソリューション提供を強化。具体的に、ユニファイドストレージのエントリーモデル「EMC VNXeシリーズ」を中核としたサーバー・ストレージに関する専門知識を持つシステム専任営業約200名を全国に配置し、システム環境統合に最適な提案が可能な体制を整える。
また、サーバー・ストレージ環境の構築から保守までをワンストップで提供。保守はリコーテクノシステムズが実施し、仮想環境などの高度なシステム構築はリコーITソリューションズがそれぞれ担当し、リコーグループの総合力を生かしてユーザー企業が安心して導入・活用できるよう提案する。まずは首都圏を中心とした大都市圏を対象にサービスの提供を開始し、順次対象地域を拡大する。
一方、EMCジャパンは、今後ますますストレージの需要が見込まれる顧客への事業展開を加速させる。リコーグループとの提携により、VNXeシリーズの営業展開、構築、保守サービスを日本全国で提供することを目指すという。