EMCジャパン、80万円台から導入できるユニファイドストレージ「VNXe3150」~SSDも搭載可能


VNXe 3150

 EMCジャパン株式会社は1日、SAN/NASを1台で利用できる中堅・中小企業向けユニファイドストレージ「VNXeシリーズ」において、SSDの搭載が可能なエントリーモデル「VNXe 3150」を発表した。価格は84万円から。

 VNXeシリーズは、1台でSAN(ブロック)とNAS(ファイル)が統合できるユニファイドストレージ。部門ごとに乱立しているファイルサーバーやストレージ環境を1台で統合できるため、インフラコストと運用コストを最適化できるという。また、Exchange Serverや仮想環境用にウィザード形式の管理画面を用意するなどの工夫が行われており、専任の管理者が不在がちな多い中堅・中小企業でも、容易に導入・運用できるとのこと。

 今回提供される「VNXe3150」は、クアッドコアCPUを搭載するハイスペック構成のエントリーモデル。既存のVNXeシリーズの特長はそのままに、2.5型のSSDや3TBのニアラインSAS HDDにも対応しており、ラックユニットあたりのパフォーマンスと容量が50%向上している。

 価格は、シングルストレージプロセッサ、2.5型 300GB SAS HDD×6、ベースソフトウェア(NFS/CIFS/iSCSIプロトコル標準搭載)といった最小構成で84万円(税別)から。

 また今回は同時に、ミッドレンジストレージ「VNXシリーズ」にも、ストレージプール内で複数のRAIDタイプを組み合わせ、効率と保護環境を最適化する新機能が追加された。これを利用すると、例えばSSDはRAID 5で構成しつつ、ニアラインSAS HDDはRAID 6で構成する、といった柔軟な組み合わせが可能になる。さらに、LUNあたり256の書き込み可能スナップショットをサポートした。

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