日本SGI、InfiniBand FDRを採用したハイエンドストレージ~6PB超の容量を実現


SGI InfiniteStorage 17000エンクロージャー

 日本SGI株式会社は11日、RAID型ストレージシステム製品群「SGI InfiniteStorageシリーズ」の最上位モデル「SGI InfiniteStorage 17000」を発売した。

 新製品は、サーバー・ストレージ間を接続するホストインターフェイスに最新のInfiniBand FDRを採用し、最大40Gbpsの実効帯域幅を実現したのが特長。ディスク間の入出力性能は140万IOPSで、従来モデルの1.4倍に向上した。その高性能化により、特に研究機関における最先端の科学技術研究や製造業の大規模なシミュレーションシステムで利用が進む「Lustre File System」などの並列ファイルシステム用途に適するという。

 また同製品では、大容量・高密度化も図っている。発売時点では、ディスクドライブを格納する高さ4Uの高密度筐体(エンクロージャ)に3.5型ドライブが最大60基搭載可能で、3TBドライブを使用した場合は1システムで最大1.8PBの容量を確保できる。

 2013年第1四半期には、さらに高密度化を図ったエンクロージャも出荷予定。4TBドライブを使用すると最大6.7PBまでスケールさせられるという。

 価格は、5エンクロージャ構成時で6337万5000円(税別)。出荷は12月末を予定する。

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