日本SGI、モジュラー構造の高密度ストレージ「SGI Modular InfiniteStorage」

　日本SGI株式会社は7日、モジュラー型ストレージ「SGI Modular InfiniteStorageシリーズ」を発表した。第1弾としては、高密度にディスクを格納できる「SGI Modular InfiniteStorage JBOD」と、ファイルサーバーとして利用可能な「SGI Modular InfiniteStorage Server」を発売する。

SGI Modular InfiniteStorage JBOD	SGI Modular InfiniteStorage Server

　「SGI Modular InfiniteStorage シリーズ」では、HDDを格納するための独自のモジュール構造「ブリック」を各製品共通に実装しており、1つのブリックあたり、3.5型SAS/SATA HDDを9台、2.5型SAS/SATA HDDを18台格納可能。これによって、ディスク増設の効率性と省スペース性を高められるという。

　新製品のうち「SGI Modular InfiniteStorage JBOD」では、4Uの筐体に9ブリックを格納可能で、3.5型HDDを最大81台、2.5型HDDであれば最大162台まで搭載できる高い格納効率が特徴という。最大容量は、3TBの3.5型HDDを利用した場合、243TBとなる。

　参考価格は、2TBの3.5型SATA HDDを81台搭載した構成で1027万円。3月末の出荷開始を予定する。

　一方の「SGI Modular InfiniteStorage Server」は、JBODと同じ筐体にサーバーモジュールを搭載し、ファイルサーバーとして利用できるようにしたもの。2ソケットのサーバーモジュールを最大2枚まで搭載可能で、HDDは3.5型であれば72台、2.5型では144台まで搭載できる。最大容量は、3TBの3.5型HDDを利用した場合で216TB。4月末の出荷開始を予定する。