日本HP、21.5型ディスプレイ一体型の法人向けPC「6300 AiO」


6300 AiO

 日本HPは20日、21.5型ワイド液晶ディスプレイ一体型の法人向けデスクトップPC「HP Compaq Pro 6300 All-in-One(以下、6300 AiO)」と、19型得液晶モニタ「HP Compaq 19インチTFTモニター LA1956x(以下、LA1956x)」を発売した。

 「日本市場のニーズにこたえる」をテーマとしており、法人におけるディスプレイ一体型デスクトップへの関心や、セキュリティ機能への要望に応えるべく開発された。

 6300 AiOは、従来モデルの21.5型ワイドディスプレイ一体型デスクトップPC「HP Compaq 6000 Pro All-in-One」(2010年8月発売)との通常消費電力比較で、40%以上の省電力性を実現。最新の省スペース型デスクトップPC「HP Compaq Pro 6300 SF」(2012年6月発売)と、6300 AiOと同等ディスプレイサイズの「HP Compaq 21.5型ワイドTFTモニター LE2202x」との組み合わせと比べても、27%の省電力性を実現している。

 また、物理的に内部へのアクセスを防ぐ構造を導入するなど、筐体デザインを一新してセキュリティやユーザビリティを向上している。具体的に6300 AiOでは、同梱のセキュリティねじを取り付けることで、本体背面カバー(アクセスパネル)を固定し、内部への物理的なアクセスを防止できる。アクセスパネルとポートカバーはケンジントンロック(別売りオプション)などで施錠できるため、USBポートやネットワークポートへの不正アクセスも未然に防げるという。

 従来モデル同様、顔認証機能、デバイスへのアクセス制限、HDD暗号化などの多彩なセキュリティ機能を一元管理できるセキュリティツール「HP ProtectTools」も選択可能で、ハードウェア、ソフトウェアの両面から高いセキュリティを実現したとする。

 最小構成は、Pentium G550、2GB DDR3メモリ、250GB HDD、Windows 7 Home Premium 32ビットで価格は7万350円から。なお販売を記念し、9月20日より2000台限定キャンペーンを実施する。PCの転倒を防ぐ耐震ゴムをセットにして、最小構成価格を5万9850円とするほか、メモリとCPUのアップグレードもキャンペーン価格にて提供。CPUは一例としてPentium G550からCore i3-3220にアップグレードする場合、通常1万4700円が1万2600円(約14%オフ)となる。

LA1956x

 一方のLA1956xは、コントラスト比の高い白色LEDバックライトと、奥行きの短いコンパクトなディスプレイスタンドを採用した19型スクエアディスプレイ。アスペクト比5:4でWebページやExcelなど縦方向に永井画面の閲覧に最適とする。またバックライトに白色LEDを採用することで、ダイナミックコントラスト比が従来モデルと比べて約1000倍向上したほか、素材として水銀を使用していないため、環境への負荷も軽減するという。

 省スペース性としては、従来モデルより奥行きを約11cm短縮し、モニターとモニター台のスペース専有面積を約36%削減。スイーベル(水平方向回転)可動域も従来の左右各45°から左右180°へ拡大するなど使いやすさも向上している。

 価格は2万9400円。

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(川島 弘之)
2012/9/20 12:13