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日本ユニシス、購買/調達に特化した分析ソリューション「eBuyerBrains」

 日本ユニシス株式会社は18日、購買/調達業務に特化した分析ソリューション「eBuyerBrains」を発売した。

 eBuyerBrainsは、品目の査定購買、カテゴリごとの原価低減のためのネタ探し、品目集約、サプライヤーマネジメントなど、購買/調達部門が行うべき分析業務や意思決定業務を支援するソリューション。

 購買/調達部門の意思決定には多くの情報が必要となるが、それらの情報はさまざまな場所に点在しているケースが多く、データを活用するどころか、必要な情報を探し出すだけでも多くの時間や手間がかかるという。eBuyerBrainsでは、社内に点在する購買/調達部門に必要な情報を、品目カテゴリ軸、サプライヤー軸で整理して格納し、分析業務や意思決定業務を効率化する。

 主な機能は以下の通り。価格は、ユーザー数無制限で1500万円(税別)。今後3年間で20ライセンスの受注を目指す。

機能概要
品目検索品目カテゴリ別の管理属性を検索項目として、検索します。検索結果には品目情報だけでなく、見積内訳情報も表示できます。また、添付されている図面や仕様書などのドキュメントファイルも閲覧できます。
比較機能検索結果から選択した数品目を横並びにして比較します。1つの品目を軸に異なる値が入っている項目は背景色をつけてハイライト表示します。その際、数値項目の場合は数値の大小で異なる色をつけ、コストや仕様の差をわかりやすく比較できるようにします。
サプライヤー検索機能サプライヤー基本情報で管理している数十項目から検索条件指定を行い、サプライヤーを検索します。さらに検索結果から、そのサプライヤーに関する購入実績情報、不具合情報、納入遅延情報、面談情報、その他各種ドキュメントを確認することができます。
グラフ出力機能品目検索の結果一覧や、サプライヤー検索の結果一覧の情報をもとに各種グラフを出力します。出力できる主なグラフは、折れ線グラフ、棒グラフ、円グラフ、散布図、レーダーチャート、バブルチャートなどです。検索結果にある項目からX軸/Y軸などを選択し、任意のグラフを表示可能です。X軸に重量、Y軸に単価を選択した散布図を出力し、仕様に応じた適正コストになっているかを査定したり、複数のサプライヤー評価項目によるレーダーチャートを出力し、サプライヤーレポートの作成をするなど、分析業務をサポートします。
カテゴリ別グラフ出力機能カテゴリ別に集計した値を使った各種グラフを作成します。マネジメント視点で品目カテゴリごとに傾向の把握や、経年推移の確認を行います。
お気に入り機能ある条件での検索結果や出力グラフなどを定常的に利用する場合は、一連の手続きをお気に入り登録しておき、ワンクリックで表示することができます。利用者ごとにニーズが異なるため、個別のお気に入り設定ができます。
ダッシュボード機能一つの画面に、複数のグラフや一覧表を表示させるダッシュボード画面を設定できます。ダッシュボード画面利用者ごとに表示させるグラフや一覧を設定できます。
ダウンロード機能検索結果をCSVにダウンロードすることができます。Excel等でのレポート編集を可能にします。
スキーマ定義機能企業ごとに異なる品目カテゴリや、品目の管理属性、見積内訳項目に対応するため、DBのスキーマ定義シートをロードすることで、DBのテーブルを自動構成する機能です。これにより、迅速なシステム立ち上げや、スパイラル型のシステム構築が可能です。