CA、サービスデスク管理ソリューションの新版~モビリティなど強化
CA Technologiesは18日、サービスデスク管理ソリューションの新版「CA Service Desk Manager 12.7」の出荷を開始した。ユーザーエクスペリエンスとモビリティが強化された。価格は同時接続数25ユーザーの場合で1400万円(税別)
CA Service Desk Managerは、サービス要求、インシデント、問題、変更、構成、およびナレッジ管理プロセスの自動化をサポートし、ITILベストプラクティスの計画、適用、および導入を支援するエンタープライズ向けサービスデスク運用ソリューション。
新版では、ユーザーエクスペリエンスの向上とモビリティの強化をテーマに、4点の機能強化が図られた。
まず、ユーザーエクスペリエンスの向上として、対応ブラウザを拡張し、あらゆるデバイスからCA Service Desk Managerへアクセス可能とした。SaffariやChromeなどにも対応するため、スマートデバイスからもアクセスできる。また、PDA機器からもサービスデスク・チケットが上げられるなど、PDAインターフェイス対応も拡張された。
次にサポート業務プロセスの効率化として、より効率的にプロセスを自動化するため、プロセスエンジンを搭載。プロセス記述文書、プロセス・フロー・ダイアグラム、そしてあらかじめ構築されたプロセス定義がライブラリとして提供される。これにより、業務プロセスが自動化され、サポート業務を効率化できるという。
また、RESTに対応したHTTPベースのWebサービスのAPIを提供。ユーザーが使う別システムと連携させるなど、ユーザーの業務に対応した柔軟なカスタマイズが可能になる。
最後に、CMDBを強化。Excel、CSV、ODBC/JDBCを使った外部データソースからCMDBへのデータインポート機能をサポートした。これにより、構成管理アイテム(CI)やその関係性のマッピングを容易に展開できるという。また、CMDBの変更監査と管理機能(CACF:Change Audit and Control Facility)によって、変更ポリシーが順守されているかを厳密に確認し、順守されていない場合のポリシーと定義を明確にすることが可能という。