カルソニックカンセイ、Lotus Notes/DominoからOffice 365へ移行~SBTの支援サービスを利用


 ソフトバンク・テクノロジー株式会社(以下、SBT)と日本マイクロソフト株式会社は24日、総合自動車部品メーカーのカルソニックカンセイ株式会社が、日本マイクロソフトのクラウドサービス「Office 365 Exchange Online」を導入したと発表した。

 カルソニックカンセイは、日本を中心に、北米・欧州・中国・アジア諸国など、世界に50を超える生産拠点を持ち、総従業員数が1万7000名を超える総合自動車部品メーカー。同社では、社内インフラとしてLotus Notes/Dominoなどのループウェアを利用していたが、経年によるシステムの老朽化が進み、一部ハードウェアの保守が切れてしまうなど、トラブルを招きかねない要因が散見されていた。また、メンテナンスコストの増大、システムの信頼性の低下などから、システムのリプレースを実施する必要があったという。

 この中で同社では、全世界共通のコミュニケーション基盤の確立、ITガバナンスの強化を目的に、グローバルレベルで活用できるクラウド型のサービスとして、Exchange Onlineを採用した。すでに、約6000ユーザーへExchange Onlineの展開が完了しているほか、同時にSharePoint Onlineも利用されているという。

 また、年内には1万人を超えるユーザーが利用する予定で、さらにはLync Onlineの一部活用も開始し、Web会議やプレゼンス機能によるグローバルコミュニケーションの円滑化を図るとのこと。

 SBTでは、この移行において「Microsoft Office 365 導入支援サービス」を提供。移行作業において、当初は想定されていなかった課題が多数発生したが、SBTが持つ経験とノウハウを活用することにより、無事に移行作業が完了したとしている。

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(石井 一志)
2012/8/24 17:01