日立、エンタープライズディスクアレイをSSDに最適化


VSP

 株式会社日立製作所(以下、日立)は24日、フラッシュ媒体のさらなる活用により高速なデータ処理を実現するストレージソリューションの製品展開を段階的に強化すると発表した。第1弾として、大規模システムやデータセンターなどに最適なエンタープライズディスクアレイシステム「Hitachi Virtual Storage Platform(VSP)」に、SSDによりデータ処理を高速化する「Flash acceleration」を追加し、同日より全世界で提供を始める。

 Flash accelerationは、VSPのコントローラーをSSDを活用したデータ処理に適した形に強化するソフト。これを利用することで、SSDを利用したVSPにおいて、現行機と比べて約3倍となる100万IOPS以上のデータ読み込み速度を実現するという。

 Flash accelerationは、すでに導入済みのVSPに追加して利用することも可能。価格は、1334万9700円。

 日立では、第2弾として、フラッシュ媒体と日立の独自技術を組み合わせて高いデータ処理性能とコストパフォーマンスを実現することで、データベースや基幹業務システムなどのTCO削減に貢献する新ソリューションを提供する予定という。

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