日立ソリューションズ、次世代ファイアウォールにも対応したログ解析ツール新版


 株式会社日立ソリューションズは21日、次世代ファイアウォールにも対応したファイアウォール向けログ解析ツールの新版「FIREWALLstaff 01-07」を、8月28日より販売開始すると発表した。

 FIREWALLstaffは、ファイアウォールやUTM(統合型脅威管理)製品のログを解析できるソフトウェア。ファイアウォールのトラフィックログを解析し、社内外の通信の方向、通過した通信と遮断された通信、通信プロトコル(ポート番号)などの項目別に、マシンのアクセス利用状況を集計できる。

 今回の新版では、アプリケーションの識別・制御を行う次世代ファイアウォールが、アプリケーションを制御した際のログを解析できるようになったのが特徴。具体的には、アプリケーションや接続元ごとに回数や通信量(利用帯域)などを集計して、ポート番号や社内外からの通信方向別にレポートする機能が追加された。

 これによって、次世代ファイアウォールが許可/遮断したアプリケーションの種類や利用状況を把握可能になるため、企業のセキュリティポリシーの見直しに役立てられるとしている。

 なお、対応している次世代ファイアウォールは、パロアルトのPAシリーズ、ジュニパーネットワークスのSRXシリーズ、デル(SonicWALL)のSonicWALLシリーズ、フォーティネットのFortiGateシリーズ。今後は、ほかの製品についても順次対応する予定だ。

 価格は、対象ファイアウォールが単一構成の場合で63万円、冗長構成の場合で76万5000円。保守サポートが年間12万6000円。

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(石井 一志)
2012/8/21 12:55