ジェイズ、米Ruckusの無線LAN製品を販売~干渉に強く広範囲をカバー可能な「BeamFlex」技術を搭載


 ジェイズ・コミュニケーション株式会社(ジェイズ)は1日、米Ruckus Wirelessが開発した企業向け無線LANソリューションを販売開始すると発表した。アクセスポイント「ZoneFlex」とコントローラ「ZoneDirector」、および管理プラットフォーム「FlexMaster」を提供する。

 無線LANアクセスポイントの「ZoneFlex」は、パケットごと、クライアントごとにビームパターンを変化させる「BeamFlex」技術により、最適な状態での通信を常に行える点が特徴で、アンテナ角度や方向などの微調整、厳密なサイトサーベイが不要。アクセスポイントから放射状に電波を広げる従来の無線LAN製品とは異なり、通信端末がある方向へ最適のビームパターンを選択して電波を送出するので、広範囲なカバレージと、安定した通信を実現している。

 また、通信端末が移動して通信状況が悪くなった場合でも、自動的に最適なビームパターンを選択して通信する仕組みを持ち、障害物がある場合でも反射波を利用して通信を維持できるほか、多数のアクセスポイントの混在などによる干渉環境においても、安定した通信が可能とした。

 管理についても日本語に対応したWeb GUIから行え、簡単な操作で設定や管理を実施できるとのこと。さらに、コントローラによる集中管理によって、ゲストユーザーのパスワード配布や一定期間後のパスワード失効といった設定が容易に行えるのみならず、暗号化のパスワードをユーザーに教えることなく自動で設定するダイナミックプリシェアードキー機能も搭載した。

 なおコントローラについても、アクセスポイント6~50台に対応したコントローラから、1万台の一元管理に対応したキャリア規模の製品まで、規模に合わせて製品が用意されている。

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(石井 一志)
2012/8/3 14:58