NRI、OSSサポート「OpenStandia」でクラウド環境向けのメニューを提供


コスト削減イメージ

 株式会社野村総合研究所(NRI)は12日、オープンソースサポートサービス「OpenStandia」において、クラウド環境でオープンソースソフト(OSS)を利用する企業を対象とした、新しいサポートサービスメニュー「クラウドサポート」を提供すると発表した。

 一般の商用ソフトでは、クラウド環境に適合した価格体系を設定していない例が多く見られることから、クラウド環境に持ち込もうとすると高額な課金が発生してしまうケースが見られるようになった。こうした課題を解決するため、NRIでは、クラウド環境に適したOSSのサポートサービスメニューを設定し、提供を開始するという。

 具体的には、実際に利用しているコア数によってサポート費用が決定される仕組みで、クラウド環境上に複数のシステムが稼働する場合でも、システム数ではなくクラウド環境全体のコア数に応じて価格を算出する。このため、商用ソフトと比べて大幅なコスト削減を実現するほか、従来のOpenStandiaで提供していたサポートサービス料金と比較しても、約60%のコスト削減が可能とした。

 NRIでは、クラウドサービス料金が適用可能な例として、Apache、Tomcat、JBossアプリケーションサーバーを挙げており、1~16コアの場合、年間サポート費用はそれぞれ45万円(税別)、25万円(税別)、60万円(税別)となる。

関連情報