トレンドマイクロ、企業向けウイルスバスターの節電支援オプション


 トレンドマイクロ株式会社は5日、企業向けのセキュリティソフト「ウイルスバスターコーポレートエディション」のプラグインとして、「Trend Micro Power Management オプション」を提供すると発表した。7月17日より受注を開始する。

 「Trend Micro Power Management オプション」は、Windowsの電源プラン設定をクライアントPCに一括設定し節電を図るオプション製品。ウイルスバスターコーポレートエディションの管理サーバーへプログラムをダウンロードし、エージェントをクライアントPCに配信する仕組みのため、導入時にクライアントPC側での作業は不要という。

 設定できる項目は、ディスプレイやHDDの電源をオフにするまでの時間、スリープ状態や休止状態に切り替えるまでの時間で、グループごとにプランを作成し、設定することも可能だ。

 また、設定したプランが適用されたPCを一覧できることほか、社内のPCの稼働時間、スタンバイ時間について、1台あたりの平均、全コンピュータの合計をグラフ化する機能を搭載。さらに、管理者が自社の電気料金や、社内にあるPCの平均消費電力を設定することで、任意の期間における電力コストを算出し、グラフで比較することも可能としている。

 対応するウイルスバスターコーポレートエディションは、バージョン10.5以降。クライアントOSはWindows 7/Vista/XPに対応する。

 価格は、100ユーザー版が23万円(税別)、500ユーザー版が42万円(税別)、1000ユーザー版が75万円(税別)、1000ユーザー以上版が183万円(税別)。なお9月末までは、価格を3割引きで提供するキャンペーンも行われるとのこと。


電源プランの作成画面電力コスト比較のレポート
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(石井 一志)
2012/7/5 12:41