SCSK、上海でデータセンターサービス・クラウドサービスを提供


 SCSK株式会社と希世軟件系統(上海)有限公司(以下、CSK上海)は22日、上海市内のデータセンターを利用したデータセンターサービス、およびクラウドサービス「USiZE」を7月1日より提供すると発表した。中国の大手データセンター事業者である万国数据服有限公司(Global Data Solutions Limited:GDS)との事業提携に基づいて行われ、中国展開を目指す日系企業現地法人などを主な対象とする。

 今回利用するデータセンターは、上海市内に立地する都市近郊型のデータセンター。交通アクセスに優れるほか、米国基準Tier4準拠、LEED Gold認証取得なども行っており、基幹系システムなど高信頼性を求められるシステムも安心して預けられるという。また日本での運用ノウハウをベースにしたリモート監視、現地オペレーションによって、顧客のさまざまな運用ニーズに応えるとのこと。

 また、国内での実績を持つプライベートクラウドサービスのUSiZEも提供する。IaaSに加えて、システム開発環境やプロジェクト管理機能をあわせて提供するPaaSサービスが提供予定で、クラウド環境には、顧客の閉域網やインターネットVPNから接続可能。システム運用上必須となる監視、バックアップなどについてもセットで利用できるとのこと。また環境は、仮想マシン1台、ディスク10GBから利用でき、利用実績に応じた従量制の料金体系が用意されている。

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(石井 一志)
2012/6/22 15:53