日本ユニシスとテラデータ、データウェアハウス、マーケティング分析の両分野で協業


 日本ユニシス株式会社と日本テラデータ株式会社は19日、データウェアハウス(DWH)、およびマーケティング分析分野で協業すると発表した。

 これまでも両社では、DWHに関する提案活動を共同で実施しており、昨年稼働した大手通販会社のデータ分析システムを構築した実績があるが、今回は日本ユニシスが日本テラデータのパートナー支援制度「Teradata Partner Network」へ参加。業界ごとのソリューション開発および検証・提案、イベント開催など、より総合的で体系化された活動を共同で展開するという。

 これによって両社の顧客は、大量データの分析処理を得意とするTeradataデータベースやマーケティング分析関連のソリューションと、日本ユニシスが持つ各業界でのソリューション知識を組み合わせた情報活用基盤を構築できるようになるとのこと。

 具体的な取り組みとしては、日本ユニシスがDWH導入コンサルティングから構築・運用支援サービスを整えるほか、日本テラデータはTeradataデータベースおよびマーケティング分析関連のソリューションの提供体制を整備して、ビッグデータも含めたDWH分野およびマーケティング分析分野でのビジネス拡大を図る考え。

 両社は共同で、金融・流通事業を中心に、今後3年間で30システムの受注を目指すとしている。

関連情報
(石井 一志)
2012/6/19 12:05