NTT Com、多様なICT環境に対応したマネージドセキュリティサービス


ユーザーのICT環境へのサービス適用イメージ

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は12日、セキュリティ対策のアウトソーシングサービス「Bizマネージドセキュリティサービス」を発表した。6月29日より提供開始する。

 「Bizマネージドセキュリティサービス」は、ユーザーのICT環境をトータルに保護するセキュリティのアウトソーシングサービス。クラウド環境からオンプレミス環境までのセキュリティ対策を一元的に運用するのが特徴で、豊富なセキュリティメニューと運用レベルから、ユーザーの環境にあったセキュリティ対策を選択・導入できるという。

 対策にあたっては、専門のセキュリティアナリストが複数のセキュリティログを相関分析し、潜在リスクの見える化を実施。その上で、社外からの標的型攻撃などの新たな脅威に対抗する不正侵入対策、社外への情報漏えい対策、イントラネット環境での異常な振る舞い検知などの多層セキュリティマネジメントを実現するとした。

 なおNTT Comでは、自社のセキュリティオペレーションセンター(SOC)と、Integralis、Secodeといった、欧米で高い実績を持つセキュリティ専門のグループ会社のSOCを連携させ、24時間365日のセキュリティマネジメント体制を構築しており、世界13カ国・400名強のセキュリティ専門家によるグローバルシームレスな体制で、統合的なセキュリティ対策を提供するとのこと。

 具体的なメニューとしては、脆弱性診断、プロファイリングといった「リスクモニタリング」、ネットワークセキュリティ、Webセキュリティ、E-mailセキュリティ、アプリケーション/データベースセキュリティといった「不正アクセス/ウイルス対策」、データセキュリティを含む「情報漏えい対策」の3つのカテゴリでサービスを提供する。

 また個別のメニューに加えて、最も一般的かつ最低限のセキュリティ対策をパッケージ化した「セキュリティエントリープラン」、標的型攻撃を代表とする未知の脅威、潜在リスクに対する入口・出口対策をパッケージ化した「標的型攻撃対策プラン」も用意する。

 参考価格例として、ネットワーク脆弱性診断が101万500円、ネットワークセキュリティのファイアウォールが19万6500円/月、アプリケーション/データベースセキュリティのWAFが31万円/月、セキュリティエントリープランが20万8000円/月、標的型攻撃対策プランが34万6500円/月など。

 なお、6月11日に発表されたプライベートクラウドサービス「Bizホスティング Enterprise Cloud」では、これらのセキュリティサービスをオプションとして利用できる。

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