内田洋行、セキュリティや管理機能を強化したクラウド型の学校向けIT資産管理サービス

スマートデバイス管理オプションも


 株式会社内田洋行は7日、教育機関向けのクラウド型IT資産管理サービス「ASSETBASE PCスキャン」を機能強化すると発表した。セキュリティ機能および管理機能の強化、スマートデバイス管理機能の追加などを行っている。

 「ASSETBASE PCスキャン」は、小中高等学校、大学などの教育機関に向けたクラウド型のIT資産管理サービス。PCなどのIT資産の把握とソフトウェア資産管理やセキュリティ管理などを主な目的として、年間約10万ライセンスが利用されているという。

 今回の機能強化では、USBメモリなどのデバイス接続・書き込み制御、Windows/Mac OSなどへのセキュリティパッチ配布、ウイルス対策ソフトの定義ファイル一括更新制御、禁止アプリケーションの検知と起動制御といった機能を追加。

 また、遠隔操作によるヘルプデスク支援、ソフトウェアの配布と自動インストール、指定ソフトの起動回数・時間の把握、ネットワーク接続されているASSETBASE未導入PCの検知、といった機能が新たに提供される。

 加えて、タブレット端末やスマートフォンといったスマートデバイスの管理機能が追加され、利用アプリケーションや構成・設定情報の収集と管理を行えるようになった。このほかスマートデバイス管理では、リモートワイプ/ロック、リモートからのパスワードリセット、Appleストアを経由しないアプリケーションなどの配布といった機能も利用できる。対応バージョンは、iOS 3.1以降、Android 2.2以降。

 なお今回はラインアップの強化も同時に行われた。強化されたセキュリティ機能は「セキュリティ・エディション」で、管理機能は「マネジメント・エディション」で提供されるほか、全機能を備えた最上位の「スイート・エディション」も用意された。またスマートデバイス管理機能は、オプションで提供されるとのこと。

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(石井 一志)
2012/6/7 15:22