コムスクエア、音声クラウド「ペイパーコール」をSkype網と接続


 株式会社コムスクエアは5月31日、音声クラウド「ペイパーコール PayPerCall」(以下、ペイパーコール)とSkype網を接続し、試験サービスを提供すると発表した。

 ペイパーコールは、広告やメディアごとに電話番号を変え、コールの追跡・記録・転送を行うことにより、電話の反響をオンラインへ変換するクラウドサービス。コムスクエアでは、数百兆の電話番号に対応できる技術を開発しており、電話をインターネットのセッションと同様にトラッキング可能なため、広告を見て電話をかけてきた顧客の来店やサービス利用の状況を特定し、プロモーション展開の最適化に寄与できるという。

 事業者のシステムとは、APIによるサーバー間通信で容易に連携できるほか、Webシステムから利用する場合も、HTMLタグを埋め込むだけで使用可能。加えて、ペイパーコールのプラットフォームはコムスクエアの自社データセンターで稼働しているので、事業者は設備を持たずにクラウドサービスとして利用できる点もメリットである。

 今回の機能強化では、このペイパーコールのシステムをSkype網と接続され、Skype経由のコールを接続・記録して、事業者の電話番号へ転送可能となった。オンライン広告に利用する場合、広告を見た顧客がオンライン広告上で電話での問い合わせを選択し、Skype経由でのコールを開始。広告主が転送されてきたコールを受け付け、顧客に対応するといった手順になる。

 ペイパーコールを導入したメディアを利用して、実店舗などへの電話をかける顧客にとっては、Skypeを経由することで、通話のコストを気にすることなく問い合わせなどを行うことが可能。一方、広告主などの事業者側にとっても、より広いユーザーからの問い合わせ機会を増やせるだけでなく、一部をIP化すればサービスの利用コストも軽減できるとしている。


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(石井 一志)
2012/6/1 06:00