富士通SSL、WAN高速化製品「Steelhead」のグローバル対応サービスを提供


 株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(以下、富士通SSL)は31日、WAN高速化製品「Steelhead」の海外向けサービスを強化すると発表した。フランステレコムグループ傘下のオレンジビジネスサービスと提携し、製品調達から保守サポートまでをトータルに支援するという。

 「Steelhead」は、リバーベッドテクノロジー(以下、リバーベッド)が提供するWAN高速化製品。国内企業による海外進出が進む中で、海外拠点との通信環境整備のニーズが高まってきているものの、ネットワークの帯域不足や通信とトラフィック増加によるWAN回線のレスポンス低下といった問題があり、国内・海外の両拠点でWAN高速化装置の導入を検討する機会が増えているという。

 富士通SSLでは、こうした背景を踏まえて、日本を含む220の国と地域で法人向けに国際ネットワークサービスを提供しており、リバーベッドのグローバルパートナーでもあるオレンジビジネスサービスと提携。海外拠点においても、国内と同様に製品の導入支援からサポートまでを提供できる体制を整えたとのこと。

 具体的には、各国間で標準化された運用/保守サービスの提供が可能なほか、機器交換や拠点間移設の際も、輸出入業務の代行が可能。また、各国間のサポート情報を共有し、迅速なトラブル対応を行えるとした。コールセンターについても、24時間365日、日本語を含む14カ国語での受付に対応する。

 サービスの価格は個別見積もり。富士通SSLでは、2年間で30社への提供を見込む。

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(石井 一志)
2012/5/31 17:17