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日本IBM、ソーシャルコラボレーション機能が追加されたビジネスプロセス管理ソフト新版

 日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は31日、ビジネスプロセス管理(BPM)ソフト「IBM Business Process Manager(BPM)」において、ソーシャルコラボレーション機能を追加した新版「同 V8.0」を発表した。6月15日より提供開始する。

 「IBM BPM」は、ビジネスプロセスの管理と改善を支援するソフト。業務の流れをGUI画面で可視化し、実務担当者が操作する情報入力画面や承認者の画面で設計することができる。また作業進ちょくをグラフ表示し、経営層を含めたさまざまな階層からも確認できるので、業務プロセスや人員配置などの最適化を実現する。加えて、BPMに関連したさまざまな開発資産を1つのリポジトリで管理しているため、プロセス変更に必要な情報資産を迅速に取り出して修正し、実業務へ適応できる点も特徴という。

 今回の新版では、業務にかかわる全担当者の作業状況をPC画面上にリアルタイム表示する機能が新たに追加され、遠隔地で勤務する担当者の状況についても、メールや電話で確認する必要がなくなった。

 また作業画面上に、現在取り組んでいる作業に対する他メンバーの実行履歴や、同じ作業を直近で行ったメンバーのリストがに自動的に表示されるため、知識・経験がある従業員がだれかがすぐに分かり、速やかな知識の共有を実現するとのこと。

 さらに、ベテランの実務担当を「エキスパート」として事前登録することもできるので、経験の浅い実務担当者や新入社員がチャット機能でエキスパートに質問して作業を進めたり、エキスパートと画面共有し、作業を代行してもらったり、といった支援を受けられるとした。

 最小構成時の価格は、1名分の開発者ライセンス、および開発環境とテスト用の実行環境を含んで、699万3100円(税別)から。