富士通、日清医療食品の在宅配食システムをクラウドベースで構築


 富士通株式会社は24日、日清医療食品株式会社と在宅配食システムを共同で構築し、4月より運用を開始したと発表した。注文・商品・顧客などの管理業務や各種決済手続きなど、個人の注文から配達までに必要な業務システムを、富士通のクラウド環境上に構築したという。

 今回、クラウドベースの在宅配色システムが採用されたのは、日清医療食品が運営する会員制の食事配達サービス「食宅便」。登録した会員個人宅へ、栄養バランスの取れた食事メニュー毎日届けている。

 今回、日清医療食品と富士通では、注文・商品・顧客などの管理業務や各種決済手続きなど、個人の注文から配達までに必要な業務システムを、富士通のオンデマンド仮想システムサービス「FGCP/S5」上で稼働させ、短期間でシステム構築を行った。

 構築にあたっては、従量型課金システムであるFGCP/S5の利点を生かし、初期投資の抑制を実現。また日清医療食品は今後も、サービスメニューの拡充やサービスエリアの拡大などを予定するが、キャンペーン時などの急激な受注の増減、今後のサービスエリアの拡大や将来的な配食以外のサービス拡充などのビジネス拡大にも、クラウドならではの利点を生かして柔軟に対応できるとしている。

関連情報
(石井 一志)
2012/5/24 14:11