日本HP、最適なクラウド活用を提言するアセスメントサービス
サービスの概要 |
日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)は、顧客企業に最適なIT環境を提案するアセスメントサービス「HP Hybrid Delivery Workload Analysis Service」を発表した。物理環境とパブリック/プライベート/マネージドの各クラウドを含めて、その企業にとって最適なIT基盤の将来像を提案するとのことで、約30%以上のコスト削減効果があるという。
「HP Hybrid Delivery Workload Analysis Service」は、外部のクラウド環境を含め、顧客企業にとって最適なIT環境をアセスメントするサービス。「従来のアセスメントサービスでは、内的な移行に関するアセスメントのため、外部のサービスを利用する観点がなかった。一方、今回のサービスは外部のクラウド環境が対象。分析項目についても、データの機密性や特性を踏まえ、従来の20項目を大きく上回る70項目の分析を行っている」(テクノロジーコンサルティング統括本部 インフラストラクチャソリューション部 榎本司部長)と、その特徴を説明する。
手順としては、既存環境の情報収集、アプリケーション特性(連携性)、データ特性(依存性)、システム負荷といったシステム調査と、システムの特性を把握するために必要な、ビジネス面からの用件に関するヒアリング調査を実施。HP独自の分析手法によってシステム特性を分析し、物理環境と3つのクラウド環境のどこに当てはめるのが最適かというIT基盤の将来像レポートする。
またこのアセスメント期間を短縮しているのもこのサービスの特徴の1つで、システム調査に独自のエージェントツールを使うことなどにより、従来の手法では5カ月かかっていたものを8週間に短縮しているとのこと。
なお今回は同時に、システム調査を省いて2週間で行う簡易アセスメント「クラウドクイックアセスメント」もラインアップした。
「HP Hybrid Delivery Workload Analysis Service」の価格は200万円から、「クラウドクイックアセスメント」は無償。日本HPは、10月までに10件以上の提供を目標とする。
従来のアセスメントと異なり、パブリッククラウドなど外部のサービスを含めて検討するほか、分析項目を大幅に増やしている | 期間も5カ月から8週間に短縮した |