タブレット端末を利用した巡回・点検ソリューション「点検当番」


 株式会社北海道CSKは14日、タブレット端末を利用した巡回・点検ソリューション「点検当番」の提供を開始した。

 建設、不動産管理、機械メンテナンス、損害保険、電気設備、工場管理などに伴う点検・保守業務を効率化するもの。こうしたフィールドワーク業務を行う企業では、現場における点検・保守業務の管理を紙媒体で行い、帰社後に報告資料・確認写真などをデータ化するといった作業負担が発生している。

 今回のソリューションでは、タブレット端末(iOS/Android)を利用して、クラウド上のシステムと連携しながら、その場で作業計画から報告まで一貫して行える。

 具体的な特徴は、簡単な作業指示。事前登録テンプレートを用いて管理者画面より「いつ」「誰に」を指定するだけで、簡単に作業担当者への指示が行える。

 現場での作業確認・入力では、タブレット端末から当日の作業確認、点検内容の確認、点検結果の入力、写真撮影・添付・手書き編集、作業マニュアルなどの確認が行える。

 点検後は、「いつ」「どこで」「誰が」作業を行ったか記録できるほか、GPS機能を用いた作業場所登録にも対応。報告書は、Excelで作成した任意の様式で出力できる。

 さらに作業項目ごとに登録された基準値を超えた場合に任意のメッセージを通知することも可能。

 提供方式はSaaS方式。端末の動作環境はiPad 2以降、iOS 4.0以上。Android 3.2。価格は10ユーザーで月額3万5000円。初期導入費用が別途必要。

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(川島 弘之)
2012/5/14 11:39