アシスト、Hadoopとの連携などに対応したバッチ処理高速化ツール「Syncsort DMExpress」の新版


 株式会社アシストは30日、データ統合アクセラレータ「Syncsort DMExpress」の新版「同 7.2」を発表した。4月2日より販売を開始する。また同時に、Serverライセンス新規購入時に、開発用Workstationライセンスを無償提供するという。

 Syncsort DMExpressは、大量データのバッチ処理やデータ統合処理時間を短縮するためのデータ統合アクセラレータ。独自のアルゴリズムにより、高度なチューニングやハードウェア増強をすることなく、処理速度の向上させられるという。

 新版では処理性能がさらに改善されており、結合処理では、ハッシュ値を利用した処理の並列化により、従来と比べて約30%の処理時間削減が見込まれる。またHadoopとの連携機能が追加され、HDFSと接続してデータの入出力を行うことが可能になったほか、Lookup関数の拡張やハッシュ関数の利用、特定のETLツールからメタデータをインポートする機能などが追加されている。

 加えて今回は、Serverライセンス新規購入時に、Workstationライセンスを無償提供するようになった。従来は、開発用クライアントPCへのインストール数分、Workstationライセンスを購入する必要があったが、今回より、1Severライセンス契約につき、1台分のWorkstationライセンスを無償で提供するとのこと。

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(石井 一志)
2012/3/30 12:44