クラウドサービス「IIJ GIO」が大阪大谷大学の学内情報基盤システムに採用


 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は27日、大阪大谷大学のキャンパスネットワークにおける情報基盤システムに、IIJのクラウドサービス「IIJ GIO」が採用されたとを発表した。同システムは、4月より稼働を開始する予定。

 大阪大谷大学では、メールサーバーの老朽化と保守更新時期を機に、既存の情報基盤システムの刷新を計画。メールをいつでもどこからでも閲覧できる環境を学生に提供したい、事業継続性を向上させたいといった狙いから、クラウド環境への移行を検討していたという。その中で、教育機関をはじめ業種業界を問わず多数の導入実績がある点が評価され、IIJ GIOがシステム基盤に採用された。

 具体的なシステムとしては、IIJ GIO上に認証システム(Active Directory)を構築。日本マイクロソフトのパブリッククラウドサービス「Office 365 for Education」で提供されている「Exchange Online」をメールシステムに採用し、IIJ GIO上の認証システムとActive Directory Federation Serviceで連携させて、シングルサインオンを実現している。

 なお、この認証システムは、プライベートIPアドレス空間を持ち込めるIIJ GIOの特長を生かし、大阪大谷大学のプライベートIPアドレス空間内に存在しているため、学内の情報システムやインターネット上のパブリッククラウドと、セキュリティを保ちつつシームレスに連携できるとのこと。

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(石井 一志)
2012/3/27 12:13