日立システムズ、SaaS事業の展開を支援する「SaaSビジネス支援サービス」


 株式会社日立システムズは27日、SaaSビジネスに必要な基盤を一括提供する「SaaSビジネス支援サービス」を発表した。SaaSビジネスへの参入を計画しているISV(独立系ソフトウェアベンダー)やSaaS事業者を主な対象に、同日より提供を開始する。

 日立システムズではこれまで、SaaSビジネス開始を検討しているISVなどに向けて、リソースオンデマンドサービス「BusinessStage ROD」や中小企業向けクラウドサービス「Dougubako」などを提供し、SaaS稼働基盤の設計、構築、運営実績とノウハウを積み重ねてきた。また、クラウドマーケットプレイス「MINONARUKI」を2011年5月に開設して、販売基盤の提供も行ってきている。

 今回提供する「SaaSビジネス支援サービス」は、こうした実績などを踏まえて、SaaSビジネスに必要な各種基盤を一括提供するもので、運用基盤のみならず、SaaSビジネスを運営するのに不可欠なユーザーサポート基盤を加えているのが特徴という。

 このうち、SaaSの販売や料金回収を可能にする販売基盤については、MINONARUKIの課金・請求・決済機能を拡充。クレジットカード決済に加えて、口座振替や請求書による銀行振り込みにも対応するとともに、SaaS事業者が自社サービスの販売履歴や顧客情報、入金情報などをインターネット経由で確認できる機能を追加した。メニューとしては、マーケットプレイスのMINONARUKIのみを提供する「仲介型」と、販売サポートを含めた「販売型」の2つのメニューを用意している。

 稼働基盤については、DougubakoとBusinessStage RODの両メニューで対応するほか、新たに提供するユーザーサポート基盤では、さまざまな課題に対応可能なITスキルを備えたサービス要員によるヘルプデスクサービスや、バックオフィス業務のBPOサービスを提供するとのこと。ヘルプデスクのメニューも、対応時間やサービスによって4つのモデルを用意した。

 これらのサービスを利用することにより、SaaSサービス基盤を持たないISVやSaaS事業者であっても、SaaSの立ち上げから安定稼働、販売促進、課金・請求・入金管理の効率化、ユーザーサポートまでを、トータルにカバーできるとしている。

 なお日立システムズは今後、日立グループのクラウドソリューション「Harmonious Cloud」の1つとして、SaaSビジネス支援サービスの強化と拡販に注力し、2015年度に25億円の売り上げを目指す考えである。


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