太陽生命保険、契約加入手続きのペーパーレス化やテレビ電話による顧客相談などを実現
太陽生命保険株式会社は21日、最新のIT技術を活用し、契約加入手続きのペーパーレス化・キャッシュレス化と、テレビ電話による顧客相談や健康確認などを開始すると発表した。ソリューションの提供にあたっては、富士通、大日本印刷、日本アイ・ビー・エム(日本IBM)が協力している。
太陽生命ではまず、営業職員が携行する携帯端末(タッチパネル式ノートパソコン)により、多種多様な契約手続きをその場で行えるようする。これによって、従来は紙媒体で行っていた契約の申し込みを、携帯端末で電子的に署名して完了できるようになり、契約手続きに必要な書類数を大幅に削減。さらに、デビットカードとクレジットカードでの保険料の支払いが可能になるため、キャッシュレスで契約手続きが行えるようになる。
このほか、デジタルペンを利用して、顧客に確認してもらった健康状態の情報を顧客宅から直接本社へ送信し、契約加入査定の迅速化を図れる点もメリット。あわせて、告知してもらった健康状態の内容を、顧客にもそのまま保管してもらえるようになるという。
さらに、テレビ電話を搭載した携帯端末を用いることにより、これまでは日をあらためて行っていた面接による健康確認を、本社スタッフがご契約手続き時に実施できるようになるほか、高度で専門的な相談・質問があった場合でも、本社の専門スタッフが直接回答可能になるとのこと。
また、「お客様サービスセンター」を週7日稼働し、土曜日・日曜日も平日と同様のサービスを提供することで、いつでもご質問などに答えられるようにするとともに、手続きの受け付けを行うとした。同センターの日曜稼働は、3月25日より開始する。
なお、携帯端末は富士通が、デジタルペンは大日本印刷が、休日稼働のためのシステム基盤は日本IBMがそれぞれ担当している。