OKI子会社、施設の省エネ化をワンストップに支援する「SEEMS」


 OKIウィンテック株式会社は21日、省エネトータルエンジニアリングサービス「SEEMS(Saving Energy and Eco Management Service)」の提供を開始した。

 SEEMSは、OKIウィンテックが20年以上にわたって培ってきたビル管理システム(BAS)の運用経験を基に、省エネに関する診断からシステム構築、運用、管理、保守、サポートまでを顧客の要望に応じてワンストップに提供するもの。ビル全体の消費エネルギーを25%以上削減できるとしている。

SEEMS概要

 具体的に、無料診断から始まる「初期サービス」、BAS、ビル・エネルギー管理システム(BEMS)、エリアエネルギーマネジメントシステム(AEMS)などを構築する「マネジメントサービス」、太陽光発電設備や照明のLED化など設備導入・変更を中心とした「ファシリティサービス」、コンサルティングを主とする「パートナーサービス」から構成され、徹底したデータ分析・シミュレーションを実施し、ワンストップで省エネ化を支援するという。

 各サービス群にはそれぞれサービスメニューを用意し、顧客の要望に対応。サービスメニュー以外にも要望に柔軟に応じるため、よりきめ細かい省エネサービスが受けられるとしている。

 価格は個別見積もり。地球温暖化に対する省エネ法の改正、東日本大震災以降の省エネニーズなどに応え、3年間で50億円の売上を目指す。

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(川島 弘之)
2012/3/21 12:29