日本ユニシス、学校向け授業管理システム「RENANDI v3.0」


 日本ユニシス株式会社は15日、学校向け授業管理システムの新版「RENANDI v3.0」、およびライセンス版を発売した。

 RENANDI v3.0では、大学などの教育の質を向上させるための授業改善活動(ファカルティ・デベロップメント)を支援する機能を充実させ、学習者の学習項目を把握させる機能も追加した。また、画面レイアウトの刷新をはじめ、ユーザーの声を採り入れた機能強化を図っている。

 授業改善活動を支援する機能としては、従来より教材配信、学習履歴管理、シラバスといった機能を持つが、さらに学生向けの授業評価で使う匿名アンケートを追加。また、授業設計ツール「UNIKIDS」との連携を容易にし、授業設計から教育の実施・評価・改善までの授業改善サイクルをIT面から総合的に支援できるようになったとする。

 学習項目を把握させる機能としては、ログイン後の画面にホーム画面を追加。同画面には学生ごとに連絡事項や指示が出ている学習項目(テスト、課題、アンケート、eラーニング、資料確認など)を表示する。これにより、学生が自分の受講している授業にかかわるすべての学習項目を一覧できるようになり、提出忘れや連絡事項の見落としが防げるという。

 価格は、100名(ID)で月額3万5000円(税別)から。新たにライセンス版も提供し、価格はID数無制限で年額78万円(同)から。日本ユニシスは大学、大学院、専門学校などを対象に、今後5年間で売上10億円を目指す。

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(石井 一志)
2012/3/19 14:22