ネットマークス、コミュニケーション機能と統合したVDIソリューション
株式会社ネットマークスは16日、コミュニケーション機能を統合したVDI(Virtual Desktop Infrastructure:仮想デスクトップ)ソリューションを提供すると発表した。
今回提供されるソリューションは、シスコ製品を中核とするユニファイドコミュニケーション(UC)製品と、シトリックス、ヴイエムウェアのVDI製品を組み合わせたソリューション。VDI環境の導入により、バージョン管理やライセンス管理など、デスクトップ環境のメンテナンス性が向上し、サーバー、ストレージリソースを有効できるようになるほか、時間、場所、デバイスを問わず、各個人のデスクトップにアクセス可能になることから、利便性も向上するという。
また、ユーザー自身によるOS、アプリケーションなどのパッチ適用は不要。デバイスの紛失などによる情報漏えいの防止、デバイスのセキュリティポリシー徹底にも寄与するとした。
さらにIPフォン、スマートデバイスによる電話やビデオ会議、Web会議などのコミュニケーション機能をVDI環境に統合したことで、時間や場所、デバイスを問わずに業務アプリケーションやコミュニケーションツールを利用できるようになるとしている。
加えてこのソリューションでは、導入前のコンサルティング、導入後の稼働監視や運用・管理代行サービス、利用状況の管理レポート提供サービスなど、関連する各種サービスも提供し、システムの安定導入・運用を支援するとのこと。
ラインアップとしては、社内業務に活用するスマートデバイス、BYOD対策などを中心に、セキュア電話帳、無線LAN環境、VPN、デバイス証明書などをパッケージした「Smart Mobile Package」、VDI関連を仮想アプライアンス化し、ストレージなどを含めて提供するスタートアップモデルの「Virtual Package」、クライアントデバイスを含めたVDIシステムに、ビデオ会議システムやUCなどのコラボレーションツールを組み合わせた「Collaboration Package」を提供する。
参考価格は、「Smart Mobile Package」が100名で780万円から、「Virtual Package」が50名で450万円から、「Collaboration Package」が1000名で9900万円から。いずれも構築・保守費用は含まれておらず、クライアントデバイスも別途用意する必要がある。
【訂正(3/16 14時)】
初出時、「Collaboration Package」の価格を990万円からとしておりましたが、ネットマークスが金額を訂正したため、弊誌の記載もあらためました。