日本ユニシス、クラウド型コミュニケーションサービスを機能強化


 日本ユニシス株式会社は14日、クラウド型コミュニケーションサービス「PowerWorkPlaceオンライン ユニファイド・コミュニケーション・サービス」(以下、PWP オンライン UCサービス)の機能を強化すると発表した。同日より提供を開始している。

 「PWP オンライン UCサービス」は、「Lync」などの日本マイクロソフトのユニファイドコミュニケーション(UC)製品を用いて、遠隔地間のメンバーでコミュニケーションを行えるようにするクラウド型サービス。クライアント側に「Lync」のクライアントツールをインストールすることで、インスタントメッセージやWeb会議、通話機能などを用いて、遠隔地でも緊密なコミュニケーションを行える。ラインアップとしては、専有(一顧客企業専有)型、マルチテナント(複数顧客企業共有)型を用意している。

 新版では、日本マイクロソフトのクラウドサービス「Office 365」の1メニューである「Lync Online」において、電話機能を追加可能にした。「Lync Online」では現在、プレゼンス、インスタントメッセージ、オンライン会議、資料共有が提供されているものの、電話機能は利用できなかったという。

 さらに、「PWP オンライン UCサービス」のマルチテナント型サービスにおいても、専有型サービスと同様に外線通話機能を追加できるようになった。これにより、複数企業で共有する場合でも、「Lync」のクライアントツールに電話機能を集約して、円滑なコミュニケーションを図れるとしている。

 なおこれらの機能を商用サービスとして国内で提供するのは、日本ユニシスが初めてとのこと。また今回は運用サポートサービスの強化も行われており、システム管理者から一般ユーザーまで安心して利用できる環境を提供するとした。

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(石井 一志)
2012/3/14 13:20