富士通、1ラックに84ノードを収容できる高密度マルチノードサーバー「PRIMERGY CX400」


PRIMERGY CX400

 富士通株式会社は9日、1つの筐体に4台のサーバーノードを収容できるマルチノードサーバー「PRIMERGY CX400」を発表した。複数ノードで高性能が求められるPCクラスタシステムや、大量のサーバーを設置するため高集積が要求されるデータセンター市場に特化しているという。

 「PRIMERGY CX400」は、高さ2Uの筐体に、2ソケットのサーバーノード「PRIMERGY CX250 S1」を4台収容可能なマルチノードサーバー。サーバーノードにはインテルの最新CPUである「Xeon E5ファミリー」を2基搭載できるので、1ラックでは最大84ノード、168CPU、1344コアまでの拡張を行え、通常のラック型サーバーに比べて、1ラックあたり2倍の高集積を実現しているという。

 メモリはDDR3 1600 Registered DIMMを採用し、サーバーノード1台あたり128GBまで搭載可能。またクラスタ構成で求められるInfiniBandカードに対応しており、40Gbpsでのノード間通信を実現するとのこと。

 また電源は、80PLUS Gold認定を取得した高効率電源を採用。電源ユニットと冷却ファンをシャーシ内で共有しているため、効率的な電源供給を行えるとしている。

 価格は、筐体が19万8000円(税別)、Xeon E5-2640(2.50GHz/6コア)×2、8GB LV-Registered DIMM×8を搭載したサーバーノードが152万6000円(税別)。3月下旬の提供開始を予定している。

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(石井 一志)
2012/3/9 11:46