ストレージサービス「Cloudstor」内の文書をセブン-イレブンで印刷可能に


 株式会社アイネットと富士ゼロックス株式会社は5日、企業向けストレージサービス「Cloudstor」と「ネットプリント」の連携を発表した。Cloudstorユーザーはストレージに格納したファイルを全国のセブン-イレブン店舗で4月1日より印刷可能となる。

 Cloudstorは、アイネットがHadoopをベースに構築した企業向けストレージサービス。一方のネットプリントは、インターネット経由でファイル預かりサイト(ネットプリントセンター)に登録した文書や写真を、全国のセブン-イレブン店舗(約1万3700店)に設置されたマルチコピー機に8ケタのプリント予約番号を入力することで印刷できるサービス。

 今回の連携により、Cloudstorユーザーはファイルの管理・共有に加え、「ネットプリント」を活用した印刷機能が利用可能となる。

 例えば直行直帰の際に営業に必要となる資料をCloudstorに格納しておくだけで持ち歩く必要がなくなり、顧客訪問直前にセブン-イレブン店舗で印刷して持参できる。急な資料請求にも対応するため、顧客満足度の向上などにつながるとする。

 また、営業担当者がカタログをオフィスから持ち出さなくなるので、大量のカタログを在庫として抱える必要がなくなり、無駄なコストをかけずに済むという。

 提供開始は4月1日より。今後、両社はさらなるネットプリントの利便性向上に向け、機能追加などを行いサービスを拡大する考え。Cloudstorに引き続き、仮想デスクトップサービスとネットプリントの連携などを共同で目指すとしている。

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(川島 弘之)
2012/3/5 12:31