CTCがMDMサービスを開始、ファンケルが全国店舗のタブレットに採用


 CTCは1日、マルチキャリア・マルチOS対応のMDM(モバイルデバイス管理)サービス「deviceSAFE Powered by McAfee」の商用サービスを開始した。第1号ユーザーとして、株式会社ファンケルが国内店舗での商品説明やカウンセリングに使用するタブレット端末に採用された。

 deviceSAFEは、マカフィーのソリューションをベースに、CTCが独自開発したクラウド型MDMサービス。MDM機能とウイルス対策機能を統合的に提供する。クラウドサービスナノで、タブレット端末の動作確認テストやシステム構築・運用に関する業務負荷を大幅に軽減できる。タブレット端末の紛失や盗難時のロック・ワイプ操作を代行するヘルプデスクなど、管理負荷を軽減するサービスもオプションで提供する。

 第1号ユーザーとして、ファンケルが採用を決めた。ファンケルでは、店舗、コールセンター、インターネットといったさまざまなチャネルから集まる顧客情報の一元管理と、その情報を各現場担当がリアルタイムに共有することを目的に、3月20日から国内店舗にタブレット端末を導入する予定。同端末の紛失・盗難対策、ウイルス対策の両方の機能を提供する点を評価した。端末を安全に管理しながら、接客にて端末を利用する方針。

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(川島 弘之)
2012/3/1 15:22