ヤマハ発動機、三三の名刺管理クラウド「リンクナレッジ」を導入


 三三株式会社は7日、ヤマハ発動機株式会社が名刺管理・営業支援サービス「リンクナレッジ」を導入したと発表した。

 リンクナレッジは、名刺を組織で共有する名刺管理クラウドサービス。名刺データを共有管理することで人脈情報をSFAやCRMに生かせるという。

 ヤマハ発動機では、IM事業部のマウンター営業部においてすでに導入済みだったが、今回、同事業部内のロボットビジネス部においても導入を決定した。

 マウンター営業部では、展示会で交換した名刺をデータ化したあと、有効に活用できていないという課題を抱えていた。リンクナレッジ導入前は名刺のデータ化を外部の業者に委託しており、名刺情報を自社のデータベースとして直接管理しない状態だったため、その後の顧客フォローなどに名刺情報を生かしきれていなかったのだという。

 リンクナレッジによってこの課題を解決。データベース化された名刺はクラウド上で一元管理されるため、社内の人脈情報を共有できるようになり、顧客と自分との関係だけでなく、同僚や上司などとの関係も可視化することで、営業力の向上を期待している。

 今後は、出張報告もリンクナレッジに記録することで、出張先の企業・人物の名刺データと出張報告をひも付けることも検討。顧客に関する情報が集積されたより価値あるデータベースを構築し、過去の出張報告の検索も容易化するという。また、モバイル端末からも出張報告を確認できるため、業務効率の向上が見込まれる。

 今回導入を決めたロボットビジネス部でもマウンター営業部と同様に、展示会後の顧客フォローを中心に活用する方針という。

関連情報
(川島 弘之)
2012/2/8 06:00