NTTデータが米MarkLogicと協業、XMLデータベースを用いたビッグデータ活用ソリューションを提供へ


 株式会社NTTデータは3日、非構造化データの活用における分析ソリューション提供に向けて、米MarkLogicとの協業に合意したと発表した。この提携によって、非構造化データ分析に有効なMarkLogicのネイティブ型XMLデータベース「MarkLogic Server」を活用するビッグデータ活用ソリューションを、顧客企業に提供できるようになるという。MarkLogicの国内市場への製品提供は、今回が初めて。

 NTTデータでは2009年から、「データウェアハウス/ビジネスインテリジェンス・ラボ」で、ビッグデータ分析を可能にするシステム構築支援や分析方法論の研究開発など、顧客企業のビジネスインテリジェンス活用支援に向けた取り組みを進めているが、この取り組みの中で、非構造化データを効率的に取り扱うための基盤技術としてXMLデータベースに着目。自社が蓄積している大量のシステム開発関連ドキュメントを対象に、MarkLogic Serverを利用した非構造化データの有効活用方法を検討してきた。

 その結果、MarkLogic Serverの優位性を認識したほか、幅広い業務ドメインで非構造化データの活用が可能との結論を得て、今回の協業を決定したという。

 なお、この協業合意によって、NTTデータはMarkLogic製品を日本国内で取り扱い可能になったため、同社では、SI案件での顧客企業へのシステム化提案・構築において、MarkLogic製品をソリューションの一部として活用する。また今後は、自社のソリューションやサービスにMarkLogic製品を組み込み、顧客企業へ提供することも目指すとした。

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(石井 一志)
2012/2/3 17:10