MSYS、MACアドレス認証と検疫の統合ソリューションを発売


 丸紅情報システムズ株式会社(MSYS)は1日、日立電線ネットワークス株式会社と株式会社サイバー・ソリューションズが共同開発した「クオラ(QuOLA)連携モジュール」を、同日より販売と保守・サポートを開始する。

 「クオラ連携モジュール」は、日立電線ネットワークスの検疫ネットワークアプライアンス「クオラアダプタ」と、サイバー・ソリューションズの不正接続端末検出・通信遮断システム「ネットスケットコウバン」を連携するためのソフト。この連携により、企業内LANに接続したPC、サーバー、スマートフォン、タブレットなどの端末において、MACアドレス情報とセキュリティ検査(検疫)情報による、複合的な接続認証環境が実現するという。

 具体的には、端末を検知すると、通信を遮断したままクオラアダプタで検疫を実施し、それが完了した端末のみ遮断が解除される仕組み。また、事前に許可された端末以外は遮断が解除されない。

 管理についても、クオラアダプタとネットスケットコウバンそれぞれの管理情報を統合した一元管理を実現する。

 価格は最小構成で450万円(税別)から。MSYSでは、従業員数300人以上の中堅企業・大企業を中心に販売を進める計画で、販売開始からの1年で1億円の売り上げを見込んでいる。


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(石井 一志)
2012/2/1 15:37