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日立電線ネットワークス、スマートデバイスにも対応した検疫アプライアンス新版

 日立電線ネットワークス株式会社は13日、検疫ネットワークアプライアンス「QuOLA@Adapter(クオラアダプタ)」の新版「同 Ver.4.02」を同日より販売開始すると発表した。

 「QuOLA@Adapter」は、同社が自社開発している検疫ネットワークアプライアンス。Windows OSのセキュリティパッチが適用されているか、ウイルス対策ソフトが導入されて適切にアップデートされているかどうか、禁止ソフトが導入されていないか、あるいは必須ソフトが導入されているか、などをチェックし、企業が定めたポリシーに違反する端末のネットワークアクセスを遮断することができる。

 今回の新版では、Android端末を新たにサポートし、アプリのインストールの有無をチェックし、管理者のポリシーに従ったネットワーク接続制御ができる機能が実装された。これによって、ウイルス対策アプリがインストールされていない端末や、逆に禁止したいアプリがインストールされている端末をネットワークに接続させない、といった運用がスマートデバイスにも行えるようになる。

 また、こうした違反端末に警告画面を表示し、必要アプリのインストールや禁止アプリの削除を促すことで、ユーザーの意識を高められるほか、ネットワークには接続させた上で、警告画面のみを表示する運用も可能とのこと。なお検疫結果ログにはOS情報も含まれるため、マルチデバイス混在環境でのセキュリティ状況、アクセス状況の可視化にも活用できるとした。なお、iOSについても認証機能を利用できる。

 一方でPCでは、最新のクライアントOSであるWindows8に対応。さらに、標的型攻撃メールが悪用することの多い、Adobe Reader、Adobe Flash Playerのバージョンチェックを可能にした。

(石井 一志)